- 2月28日はぼくにとって特別な日だ。単に2月の最終日というだけでなく(今年は違うけど)、2009年の今日、妻に初めて出会ったのだ。
- 11年も経ったことに驚くが、あの日のことをひっそりと記録に残しておく。
- 例えば大学のサークルで知り合ったとか、高校の同級生、とかだったら、初めて出会った日は記念日にならないかもしれない。
- 我々はピンポイントに共通の知人(会社の同期と先輩のカップル、現在は結婚した)に紹介されて4人で飲んだので、あの日は印象深い。
- 渋谷のしょんべん横丁(いまググるとのんべい横丁?と出た、後日確認)の洒落た焼き鳥屋でよく飲みよく食べた。
- あの日一番覚えていることは、集合前に時間があったのでハチ公前のTSUTAYAに行き、くるりの「三日月」を試聴したことだ。Wikipediaによると2/18発売だったらしい。
- あれ以来、三日月を見るたびにあの日のことを思い出すようになった。熱心なくるりのファンでもないのだが、人生の時の時を音楽と共に振り返ることができることを幸せに思う。
- この三日月をこの三日月を どこか遠くの街で見つけたら この三日月のこの三日月の 欠片のことを教えてください
- きのうまでウズベキスタンのタシケントに出張していて、イスラムの墓地には三日月マークを掲げることを初めて知った。
- なるほど、岸田繁の歌詞をよく読み解くと、そういうことだったのかといま、11年の時を経て理解した
- 君と出会って僕は初めて ひとりでこの街を歩いてゆく この淋しさをこの淋しさを どうかやさしさに変えてゆきたい
- 三日月をどこか遠くの街で見つけたことも偶然だが、いまこの記事を書いている東海道線でひとり泣いている。