函館

12/14,15と学会で函館に行ってきた。東京駅から新幹線で4時間2分。飛行機なら1時間半を切るが、空港までの距離や待ち時間を考えるとそう大きな差はない。北海道自体が13年ぶり2回目、そのときは舞鶴から小樽にフェリーで入って、帰りは在来線で青函トンネルを抜け、在来線で当時終点だった八戸から新幹線で帰った記憶がある。今回の新幹線は、そんな八戸や上野、宇都宮にすら停まらず、東京、大宮、仙台、盛岡、新青森という最小停車駅だった。

新青森JR北海道の車掌に乗り替わったところからがもはや観光バス的なイケイケのアナウンスで、青函トンネルに入る時刻を正確に伝えるわ、入ったら車内の電光掲示板で青函トンネルの歴史が流れるわ、抜けたら「北海道へようこそ!」そしてその後は「右に見えるのが函館山です」などなど、北海道アピールがすごかった。それも別にやりすぎ感があったわけでもなく、ぼくは新幹線開通までの人々の苦労を想像して、海底でウルっときていた。電車に乗るだけで泣けるなんて、13年前には想像もつかない心境の変化である。

新函館北斗駅から、はこだてライナーという連絡快速で15分、函館は市電の走る小さな街。しかし、電車好きのみならず公営競技ファンとしては競馬場と競輪場があるというのは嬉しい。そして地味に夜景好きでもあるので、函館山からの夜景を見られなかったのは少し残念である。でも、新幹線でまた家族と来たらええなあと思った。競馬場も開催はしていなかったので、次は函館2歳Sあたりを観戦しに行きたい。長らくJRA競馬場10場コンプリートを足踏みしていたが、これであとは福島を残すのみになった。競輪場コンプリートはいつになるだろうか。